【借金の記録 十二日目】借金が無くなった日

こんにちは。かばです。

 

 

昨日の続きです。

 

 

 

 

 

借金50万円。

 

 

なんて重々しい言葉なのか。

 

 

なんでこんなことになってしまった?

 

なんで借金までして競馬をした?

 

なんでこんな賭け方をしてしまった?

 

 

なんで?なんで?なんで?

 

 

その日は食事が喉を通らなかった。というよりも、通さなかったのかもしれない。

 

結婚を控えた男が、借金を背負ってしまった。

しかも、50万という大金を。

 

 

涙が止めどなく溢れる。

 

机の上に、水溜りができた。

 

心が痛い。締め付けられているようだ。

 

 

その日は、知らないうちに眠りについていた。

 

 

 

 

 

 

翌日、目が腫れていた。こんなことは初めてだ。

 

過去に何回も大泣きしたことはある。しかしながら目を腫らすまで涙したのは初めてだった。

 

「仕事に行かないと」

 

いたって普通に、何事もなく挨拶を交わしたが、やはり気づかれてしまう。

 

 

 

「アルマゲドン見て号泣してこうなった。」

 

 

また一つ、うそを重ねた。

 

その日の仕事は、何事もなく終えることができた。

 

当然、仕事中は、借金のことばかり考えていた。

 

 

あと10日ほどで彼女とは夫婦関係になる。

 

彼女には、貯金が全くないことを告げていた。

 

「一緒に貯めていけばいいじゃない」

 

 

今考えれば、この段階でカミングアウトができていれば、更生の道が開けていたのかもしれない。

 

しかし、私がとった選択は、一番してはいけない選択だった。

 

私は、電話を掛けた。

 

 

「彼女と結婚するのに貯金がなく、焦りでこんなことをしてしまった。50万円貸して下さい。」

 

 

電話の先は、両親だった。

 

借金ができた経緯を洗いざらいに話す。

 

彼女はかなりの金額の貯金をしている。

 

それなのに私は一円も貯金をしていないことに劣等感を覚え、とんでもない賭け方をしてしまった。

 

毎月少額ずつで返済させてください。

 

 

両親からは、

 

 

「今回のことはなかったことにする。だからこれからは彼女のことを大切にして守っていく自覚を持ちなさい。」

 

 

この瞬間、借金は無くなった。

 

 

12月末、婚姻届を提出した。

 

SNSには、祝福のコメントが並ぶ。

 

はたから見れば、幸せいっぱいの夫婦だ。

 

 

しかし、自分の中には、なんとかして無くしてもらった借金を、”一刻も早く返済したい”という気持ちが燻っていた。

 

お金は、お金は、、、

 

 

 

 

あった。

 

 

それは、彼女がコツコツと貯めていた、通帳。

 

 

暗証番号は、以前に彼女から引き出しを頼まれていたこともあり、知っていた。

 

 

通帳には、数百万の数字が並ぶ。

 

 

就職してから、コツコツと結婚後のことを考えて貯蓄していた、お金。

 

 

2018年1月13日。

 

 

私は、彼女の通帳を携えて、ウインズに向かった。

 

 

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