【借金の記録 十三日目】借金が返せなくなった日

 

2018年1月13日。

 

 

私は、初めての大勝負を試み、そして負けた。

 

 

 

 

 

こんにちは。かばです。

 

前回の記事からかなりの時間が経ちましたね。

 

今日からまた借金記録記事の更新を進めていきます。

 

 

2018年1月13日 12:00 大阪駅

 

 

いつ来ても人が行き交う、人の匂いが濃い場所。

 

テイクアウトしたコーヒーを飲みながら楽しそうに会話するカップル。

 

これから買い物を楽しもうとしている夫婦。

 

ご飯の話をしながら、ランチに向かう家族連れ。

 

ここには、いろんな人間模様が映し出される。

 

そんな中、今後の人生が、光か闇か。一大勝負を挑もうとする、青年。

 

「絶対に、負けられないんだ。いや負けという言葉はあり得ない。」

 

 

13:00 郵便局ATM前

 

 

妻のカードと通帳を手に持ち、ATMに並ぶ。

 

順番が回ってきた。

 

カードと通帳を入れる。

 

「暗証番号を入力して下さい」

 

私は、以前に妻の口座から引き出しを依頼された際に教えてもらった妻の口座の暗証番号を入力した。

 

 

ATMから、お金が出金された。

 

 

ずっしりと、重さ以上のなにかを感じさせる、50万円。

 

 封筒に入れ、ウインズに向かう。目的のレースが、近づいている。

 

 

14:00 ウインズ

 

狙う馬のオッズの動向を確かめる。

 

人気はあまりない。複勝オッズも2倍以上ついている。

 

このまま、このまま。

 

 

14:30

 

オッズの動向を確認した私は、その馬の複勝を50万円分購入した。

 

その馬は、タガノアスワド。

 

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https://news.netkeiba.com/?pid=news_photo&no=159163より引用

 

前走辛勝ながらも、前でレースを運ぶと、しぶとく馬券内に入る馬。

 

狙うレースでは、前に行く馬が見当たらない。

 

スローペースが予測され、この馬にとっていい展開が期待できた。

 

若手の騎手だったが、思い切りのいい騎手と認識していたことから、自身の勝負レースに指名した。

 

このレースが終われば、50万以上の勝ちが確定する。

 

レースが終わって、払い戻しを終えたら、すぐに家に帰ろう。

 

そして、勝った金額は親に返そう。

 

そんな妄想が、止まらなかった。

 

 

14:35 京都9R 北大路特別

 

ファンファーレが鳴り響く。

 

重賞レースでもないため、歓声はない。

 

しかしながら自身の中では、これこそがメインレース。

 

胸の高ぶりを抑え、冷静を装う。

 

 

ゲートに誘導され、体制が整う。

 

一斉にスタート。タガノアスワドもまずまずのスタート。

 

じわりと前に促した後、なぜか手綱を引っ張る騎手。

 

 

 

あれ?前に行く馬やろ?なんで前に行かへんの?

 

 

その後も手綱を引っ張り続け、馬は苦しい表情。

 

最終コーナー。進路は大外。前を阻む馬はいない。

 

形は違うけど、あとはそこから伸びるだけ。

 

 

思い通りに、大外からぐいぐい伸びてくる。

 

残り200m。

 

タガノアスワドの外から、一番人気の馬が伸びる。

 

タガノアスワドは、伸びあぐねている。

 

 

ゴールの瞬間。

 

タガノアスワドは、5着。

 

 

50万円が、紙くずに変貌した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日も、40万円負けた。

 

 

 

90万円。

 

 

この数字は、なんだ。

 

 

現実を理解するまで、どれほどの時間がかかっただろうか。

 

 

先日無くした50万円の借金は、なぜか90万円の借金に変わった。

 

 

妻からの問い合わせがあったのは、1月14日の夜だった。

 

 

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